11. 多様な個性に合った学習を

What do you have in your bag? かばんに何を持ってるの?
I have a pen, an eraser, and an English book. ペンと消しゴム、英語の本を持っています。
And you? あなたは?
Well, let’s see! うん、見てみよう!

やる気いっぱいのユウマ君が、かばんを持って駆け寄ってきました。

Mikey! I have a pen, a comb, a comic book, and my key.
ペン、くし、漫画の本、それから「僕のかぎ」を持ってるよ。

マイキーと my key は音が似ているので、しゃれかなと思いました。

前のレッスンで school items (学校で使うもの)を学び、 今日は自分のものをかばんに入れてきました。

家で探す、like a treasure hunt (宝探しみたいに)というのが宿題でした。

学んだ英語を家で復習してもらうのが目的です。かばんを手に、みんなうれしそうです。見せ合って、キャラクターや色・柄を教えてくれます。

それから私のかばんを見せ、
What do you have?
と聞かれたら、 Let’s see! とレッスンを始めました。

POINT

すべての子どもたちは、
multiple intelligence (多様な知能)のうち、 どこかある部分が優れています。

All children are intelligent in one way and more intelligent in others.

例えば、body smart (身体的な感覚が優れている)といった子どもは、 hands on experience (手に触れる感覚、実際の経験)から学ぶのを得意とします。

内向的で自分自身について学ぶのが得意な子どもたちもいます。
intrapersonal intelligence (内面の洞察力)です。

レッスンで子どもの持ち物を使うのは、自分のものなので学習の場に入りやすく、 それを見ると会話を思い出せるので効果的です。歌う、描く、聴く、読む、書くなどの 動作を重ねることで、効率良く学べます。

とはいっても、子どもをあるカテゴリーに限定してしまわないように。

常に成長し変化します。潜在能力のすべてが発揮できるよう、子ども自身が自分の可能性を信じ、 私たちも信じなければ。子どもの学ぶ能力は、制限しない限り無限です。

It is only the limits that we enforce on them as teachers that limit their ability to learn.